蛍火オタクの日記

舞台、若手俳優さんについて

first luck!〜ラッキードッグ観てきました〜

 

ネタバレ&BLトークなので地雷な方はご注意を。個人的感想まとめです。

 

 六行会ホールにて「THE STAGE ラッキードッグ1 first luck」初日観劇しました。その前に「Dance with Devils〜Fermata〜」も観たのですが今回正直好きじゃなかった(ごめんなさい)。ツイートの方で色々文句は言ったので割愛します。

 

さて、ラッキードッグ1と言えばBLゲーム界隈では知名度も高く人気もある作品ですが舞台化が発表された時にはトレンドにまで入り腐女子界隈を大混乱させたのが記憶に新しいですね。一応全年齢向けのコミックスBLASTがあるとはいえCEROはPCゲームだとZ(18歳以上)になりますし。特殊性癖祭りなのでどう舞台化するのかとても気になっていました。

 

luckydog.eigeki.jp

 

あらすじ

禁酒法が施行された1930年代アメリカ。
煌びやかな貿易都市デイバンにも世界恐慌の波は押し寄せ、多くの難民・移民が流れ着いていた。
そんな多人種が住むこの町で、大きな支配力を持つ2つの勢力があった。

一つはCR:5。
名誉と掟を遵守する「Capo Regime:cinque 5人の幹部」を意味するマフィア。
そして長年CR:5と抗争状態にある「Grave Digger、通称GD」。
デイバンで最大規模を誇るギャング集団。

小康状態を保つ中、CR:5幹部が一斉に逮捕された。
不安がる者、安堵する者、そしてこの機を見逃さない者が蠢く中、
脱獄を趣味としていたCR:5下っ端構成員ジャンに白羽の矢が立った。
幹部全員を無事に脱獄させること。成功報酬は次期ボスの玉座。
そして、彼の2つ名は『ラッキードッグ』。

生まれつき幸運体質のジャンは持ち前の運の良さで彼らを脱獄させるが、脱獄後も次々と事件が襲い掛かる。
忍び寄る影、家族の裏切り、GDとの縄張り争い、行方不明のボス。
名誉と絶対遵守の掟の狭間で、ジャンはマフィアとしての己の生き方をも学んでいく。

『ラッキードッグ』に賭けたこの勝負。行く末は果たして!?

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開演していきなり自慰&口淫シーンだったのでめちゃめちゃ会場がざわついた(それはそう)。脱獄編はほぼ割愛されていたので原作把握してないとちょっと展開早く感じる気がします。ジュリオのハンカチシーン欲しかったな……

 CR:5はそれぞれに抱えている過去が複雑なのであんなに見えてもとても繊細だったりするんだけどジャンさんの距離感の取り方とかがさ〜〜!!もうめちゃめちゃ良くてジャンさんの持ち前の人柄がとてもよく出てるから「あ〜〜!!あ〜〜!!ジャンさん好き〜〜!!」状態。ジャン役堂本くんのファンが結構通ってるのもあるけど、ジャンさんの声がとてもタダノドウテイさんに寄せて来ている上に喋り方がゲロ甘だったりするので、甘えた声出す度に客席の空気までゲロ甘に変わるのがじわじわ笑えました。 さすか皆のジャンさん!!

 

 今回は日替わりで、ベルナルド、ルキーノ、ジュリオ、イヴァン4人から誰か1人とのエンドを迎えました。初日はベルナルドルートでのエンディング。日替わりなの先に行ってくれたらさらに反響あったんじゃないかな。やっぱ推しCPのハッピーエンド見たいじゃないですか。再演では事前発表してくれたら嬉しいですね。いやどのエンドも幸せなんだけど。私は圧倒的ジュリジャン信者ですがベルナルドルート滅茶滅茶泣きましたし。マチネはアイアで「レムリツ結婚おめでとう」と号泣してソワレは六行会で「ベルジャンおめでとう」の大号泣でした。リア充っていいな。

 

普通にカテコで終わると思ったらいきなりキャスト踊りはじめてゲラゲラ笑ってしまいました。なんてテニミュ。なんか公演期間中、客降り注意事項頻繁にツイートされていたけど誰か何かやらかしたんですかね。幹部+バクシーは全員客降りしたんですが、ジュリオくんがジャンさんの事を目で追ってて最高に愛おしかったです。近くで見ても尊かった。ジュリオくんってネクロフィリア設定があるので狂気的な演技がすごく重要だと思ったんですが、死体から内臓を引きずり出して「あったかい」とうっとりする表情がまさに理想通りでした。普段のジュリオくん、ジャンさんの前でのジュリオくん、そして狂犬なジュリオくん、3種類の雰囲気の差がはっきりしていたので良かったです。戦闘シーンも1番目を惹来ました。輝海さん体幹めちゃめちゃいい気がします。キャスト続投なら夏、プレ投げちゃう!

 

 

 

R18BLゲームをどこまで再現できるのか、規制が厳しい中探り探りでも限界へ挑んでいるのがこの舞台、ラキステだと感じました。人間の強さ、弱さ、欲望、いろんなものが詰まって愛に溢れたこの作品がさらに発展していく事を願うばかりです。

再演は2018年6月。またデイバンの街でお会いしましょう!

 

アリヴェデルチ!