蛍火オタクの日記

舞台、若手俳優さんについて

ショバミュ行ってきたよ




こんばんは。

台風の中現場に足を運んでいるみなさま、大変お疲れ様です。アイアシアター、傘さす所があるからそれだけは有難いなって思います。という訳で元推しも出演しているアイアシアターにて上演中のLive Musical SHOW BY ROCK!!-深淵のCrossAmbivalence-を観て来ました。いや〜〜、とあるキャラに注目した結果、正直今推しがアイステで優勝した時以上に泣きました…(笑)


レポというよりか感じたものとか考察の内容になりますがネタバレが入りますのでご注意を。


私は一応シンガンクリムゾンズのファン(家畜)なのですが、今公演で5月に続いて出演していたKimeruさんが演じていたエムシことアダム、そして今回初登場の吉岡佑さん演じるイヴという2人のキャラがとても印象的でした。公式サイトのビジュアルを見ればもうお二方共いかにもV系なんですが、イヴが「アダムぅ〜〜!」みたいな5歳児の様な喋り方で思わず心の中で「うっそだろ〜〜?!?!」と叫んでしまいました。


そもそもアダム、イヴ、愁(現トライクロニカのシュウ☆ゾー)、ロム(現シンガンクリムゾンズ)は過去にアマテラストと言うV系バンドを組んでいましたがある日突然愁とロムが抜けてしまいました。そして残された2人が止まってしまったアマテラストとしての時間を取り戻そうと闇落ち的な物をしてしまった結果、バンドの妨害行為や挙げ句の果てにはトラクロのリクの存在を否定してリクは死にかけてしまったり、色々あるのが今回の話です。簡単に言えば追憶。


愁が抜けた理由は恐らく方向性の違いなのか?よく分からないのですが(あまり原作予習しないので申し訳ないです)、アマテラストとしてのライブの終盤に見せた愁くんの表情は終わりを感じさせるものでした。突然いなくなってしまったボーカリスト、そしてドラマー、残されたベーシストとギタリストの事を考えると余りにも辛い…。ただアダムもイヴも復讐ではなくアマテラストの復活の為に動いていたので本当に彼らにとってこのバンドは全てだったのかもしれないです。アダムはとくに過去に囚われてしまった人物ですが、とても謎なのはイヴ。アダムの言いなり通りに行動していた彼がクロウに接触したのは恐らく独断でしょう。イヴは過去に囚われながらももうあの日々は戻らないと理解していたのかも知れません。ただそうなるとアダムだけが取り残されてしまう、それがイヴには放っておけなかったんだと思います。「アダムが居なきゃダメなイヴ」ではなくて「アダムがアダムでいるために居なきゃいけないイヴ」が本来の姿なのかな、と観ながら感じていました。この時点で泣けてしまう。


物語の終盤、ついにアダムはシュウ☆ゾーへアマテラストに戻ろうと手を伸ばします。その手を取らず、ツインズの元へ行き「3人で一つ」と明言され、後から来たロムにも否定をされたアダム。そしてついにイヴがアダムに「もうやめようよ!!」と言い放つ。警棒を片手に大暴走し、クロウに頭突きでダウンさせられた(座長はクロウなのでそりゃ見せ場なきゃマズいもんね)アダムに駆け寄ったのはイヴでした。新しく2人で時を動かそうよ、と優しく声をかけるイヴに抱き締められ、初めて悲しそうに泣いたアダムが印象的でした。やっとアダムの時計の針が動いたんだな〜と。


クライマックス、ついに2人でライブシーンがあるのですが楽しそうに歌いギターを掻き鳴らすアダム、ずっと過去に囚われていた彼が歌う歌詞「Come with me.」がスクリーンに映し出された瞬間にどばーーーーっと涙が出ました。しかも歌ってるのKimeruさんですからね……もう歌唱力がトップクラス過ぎて…。

 

感動してても物語は進んでいくので涙ながら他バンドのライブ見たりと割と感情は忙しかったですが、とりあえず脚本が素敵でした…DVD買う……勿論、どのキャラクターも魅力があって最高の作品なので良かったらアイアシアターへ。

 

あ〜〜ずっとこの感動を何処かで発散したかったからすっきりした!!!